英語・海外情報

アメリカの良いなと感じる12のこと【10年住んで感じた魅力】

キッドくん
キッドくん
アメリカに行ってみたいんだけど、どんなところか教えて!
さぼてん
さぼてん
是非是非!10年以上アメリカに住んでたぼくが思う、アメリカのいいところを紹介するね!

「アメリカって日本人にとって一番身近に感じる国だけど、具体的にどんなところなんだろ?」とあなたも思ったことはないでしょうか。

あくまでも、ぼく個人の感想ですが、アメリカへの旅行・留学・移住などを考えている方の参考になればと思います!

Contents

アメリカの良いところ

人の目を気にしなくていい

アメリカでは電車の中で急にパフォーマンスを誰かが始めて、周りの人たちもそれに合いの手を入れ始めるということが割りと当たり前のようにあります。

↓パフォーマンスをする場所として有名な「ニューヨークの地下鉄」の一例です。

周りにどう思われるか、という「他人の人生を送る」のではなく、「自分はどうしたいのか、どう生きたいのか」というのを自由に表現する文化が根付いています。

ぼくは昔から人の目をどうしても気にしてしまう性格なのを自覚しているので、この周りを気にないアメリカの文化のおかげが非常に楽に感じましたし、だからこそ好きに自分を表現することもでき、「自分らしくあれる国」だなと感じていました。

ぼくと同じように、周りの目をどうしても気にしてしまう方は多いと思います。

そういう性格の人ほど、アメリカにいくと他人の目を気にすることなく、「自分が本当にやりたいことはなんなのか」、というのを知るきっかけになるかもしれませんね。

フランク

アメリカでは目が合うと知らない人に対しても、ニコッと笑顔を向けたり、エレベーターで一緒になった人に話しかけり、歩いててすれ違った人が可愛い靴を履いていたら、普通に「Nice shoes!」 とか言ったりします。

日本でやるとやばいヤツだと思われかねないやつですね笑

小さなことではありますが、こういうちょっとしたことでお互いがハッピーな気持ちになれるので、この素晴らしい文化が日本でも少しずつ取り入れられるといいですね。

多様性を良しとする文化

人種のるつぼと言われているように、多種多様な人種でできた国であるからこそ、様性」を非常に大事にしています。移民で成り立っている国なので、ある意味当然ではありますね。

多様性の一例として、例えば男女平等の考えについても日本と比べると、アメリカははるかに進んでいます。管理職に登用される女性の割合などを見ると、その差は明らかですよね。

(東洋経済オンラインより抜粋)

この多様性を受け入れるという文化は、『自分たちアメリカは多様性を受け入れ、お互いを尊重し、切磋琢磨してきからこそ、ここまで発展することができた』との考えからきているとアメリカの学校では習いました。

「性別ではなく、実力で勝負したい」という方にとっては、挑戦する場としてアメリカを選ぶというのはありかもしれませんね。

強みを伸ばせという考え

多様性を大事にする文化のため、「個性を伸ばす」ことに重きが置かれます。

日本の学校教育や社会をみると、強みを伸ばすというよりも、「弱みをまずは補え」という考えが根底に流れているように感じますが、こうすると当然同質的で、無個性な人が大量発生してしまうことになります。

個性を大事にし、それぞれが自分の強みを伸ばしてきているからこそ、今のアメリカの強さがあるのでしょう。

自分の意見を持つことの重要性を知れる

日本では周りにいかに合わせるかが大事であり、「出る杭は打たれる」という言葉があるように、強く自分の主張をすることはある種タブー的なところがあるように感じています。

一方で、アメリカでは「人と違うほどユニークで面白いね」となりますので、なんなら周りと違う主張することの方が褒められることがあります。

周りに合わせているだけで、自分の意見がない人は存在しないと同じという考えがあるからでしょう。

小さいときから主張することの大切さを教えられるので、「自分の頭で考えて、それを発信する」というのが自然と身につきますし、世界で活躍するには、しっかりと自分の意見を言うことは大事になるので、日本人は苦手かもしれませんが、少しずつ自己主張というのも身につけていけるといいですね

向上心が強い

家でも学校でも、小さいときから「1番を目指せ」と教育を受けます。

なので「2番じゃダメなんですか?」なんて発想はありませんし、そんなこと言ったら間違いなく怒られます。笑

それが分かる一つのエピソードとして、アメリカの小学校にいたときに「将来の夢」というのを発表する授業があったのですが、多くの友人が「大統領」と書いていたのを今でもよく覚えています。日本だと総理大臣と書く人はほんとに少数ですよね。

ちなみにぼくはアメリカにいたときは「宇宙飛行士」と書いていたのですが(アメリカの子どもに人気な職業の一つ)、日本に帰ってきてしばらくしたときに、学校の授業で「平凡なサラリーマン」と書いたら「そういうところは日本に染まるな!」と親にバチギレられました笑

どこの国にいても、「どうせ目指すならトップを目指す」という考えを忘れないようにしていきたいですね。

家族を大事にする

もちろん個人差はありますが、仕事よりも家族が人生のなかで大事だと考えている人が多く、それを実際に体現している人が多いです。

例えば家族の体調不良とかがあったら、迷わず会社を休みますし、上司もそれが当たり前だと考えています。むしろ家族をほったらかして、仕事をしている方が怒られるくらいです。

父は会社でアメリカ人たちを統括する立場だったのですが、家族が体調不良のときに会社に来て仕事をしていて部下に苦言を呈されていました笑

日本も最近でこそ少しずつ良くなってきているように思いますが、家族を理由に会社を休むとなると、やはりどこか後ろめたさを感じながら連絡をしてしまいますよね。

人それぞれ働く理由というのは違うと思いますが、家族を幸せにするという「目的」のために働いているのであれば、仕事はあくまでもその「手段」ということを忘れないようにしたいですね。

仕事は失っても代えがききますが、家族に代えなんてありませんからね。

結婚相手(奥さん・旦那さん)の名前を下の名前で呼ぶ

一人ひとりを個として尊重する文化があるからだと、ぼくは解釈していますが、アメリカの人たちは子どもができても、みな結婚相手のことを下の名前で呼び続けます。

日本でも結婚したての時とかはお互いを下の名前で呼んだり、あだ名で呼んだりしますが、子どもができると「ママ・パパ」であったり、「お母さん・お父さん」と呼ぶようになりますよね。

でもアメリカだと、子どもができて奥さんがママになっても、奥さんは「ママ」である以前に「一個人」であるという考えがあるため、下の名前で呼び続けるのが一般的です。

ちなみに、お互いを一個人として尊重し合うため、子どもも両親のことを下の名前で呼ぶ人は多いですし、ぼくもその文化で育ったのでいまだに両親のことは下の名前で呼んでいます。

日本だとこの文化はないので、外で僕が母のことを下の名前で呼ぶと、「え?さすがにあの年の差で彼女なないと思うけど、どゆこと??」って顔で周りの人は見てきますが笑

「相手を一個人として尊重する」というアメリカの考えがぼくは好きなので、子どもができても奥さんのことは下の名前で呼び続け、一個人、一女性として尊重し続けたいと思っています。

子どもをめちゃくちゃ大事にする

弱者を守るというキリスト教的考えがあるからか、子どもをめちゃくちゃ大事にする文化があります。

日本では「しつけ・教育」という名目で怒鳴りつけたり、叩いたりするのは結構目にすることもあるかと思いますが、アメリカではそんなことをしたら実の親であっても逮捕されることが普通にあります。

実際にぼくもアメリカに住んでいるときに、デパートで父からめちゃくちゃ怒鳴られていたら(日本なら恐らく、あー怒られてるなとスルーされるレベル)、周りのアメリカ人たちが駆けつけて父を押さえつけ、警察を呼び、父が厳重注意されたことがあります。

アメリカではティーンエイジャーになる13歳(13歳から”thirteen”と、呼び方に”teen”が入ることから13歳から19歳がティーンエイジャーと呼ばれます)から自分の行動に責任を持つようになる考えがあるため、それまでは親が子ども保護する義務があると考えられています。

だからこそ子どもを怒鳴るであったり、叩くなどは暴力にあたるとされますし、買い物のときに子どもを車に置き去りにすることも逮捕に繋がることがあるレベルに問題視されます。

日本で育った人だと、「それは子どもを甘やかしすぎでは?」と感じる人もいませんが、子どもをこのレベルで守ることはアメリカの常識なので、しっかりと理解しておきましょう。

寄付の文化

キリスト教徒が多いこともあり、貧しい人たちを助けるのは当たり前という考えが根付いています。

小学生の時からいらない服やおもちゃを家から持ってきて、学校でみんなで集めた上で貧しい子どもがいる所に送るということを頻繁にやっていました。

こういう活動を通して、小さいときから貧しい人・困っている人を助けるのをは当たり前という考えが染み付いてきます。

コンビニとかで買い物をしたときに、レジの横に置いてある募金箱にお釣りを全部入れたりする(小銭持つのがめんどくさいだけの人も多いですが笑)人が多いのもその一例ですね。

レディーファースト

紳士の国イギリスからの移民が多いからか、「レディーファースト」は徹底しています。

ぼくが日本に帰国したときに一番ショッキングだったのは、「男性が女性のためにドアを開けて待ってあげる」というのを日本の男性が全然していなかったことでした

非常に些細なことのように感じますが、ちょっとした意識の違いが色んなところに表れます。車のドアを開けてあげる、食事前に椅子を引いてあげるなどなど。

アメリカでこの男性としての当然のマナーができないと冷たい目で見られることになるので、「当たり前の行為」としてしっかり身につけておきましょう。そしてそれを日本に帰っても続けましょう。

Bless you文化

アメリカでは、誰かがくしゃみをしたら、その人に「Bless you(神のご加護を)」と言います。

なぜこう言うのかというは諸説あるらしいのですが、「くしゃみをすると、魂が一緒に抜けてしまうという迷信があるから」とぼくは小学生の時にアメリカで習いました。

これに対して、言われた方(くしゃみをした人)も「You too!」と返します。

ちなみに日本人の感覚だとあまり理解ができないかもしれませんが、この「Bless you!」 は、いかに他の人より早く言えるかを競いあったりしてます笑

特に小学生とかだと本気で競っているので、いかにこの「くしゃみ → Bless you → You too」を早く言えるかでキャッキャしてます。

全然知らない人が、くしゃみをした時でも「Bless you!」は言ってあげるものなので、アメリカに行った際はくしゃみしそうな人を探すか、嘘くしゃみをするなりしてアメリカ文化を体験してみるのも面白いかもしれませんね笑

まとめ

いかがだったでしょうか。

どこの国にも、良いところ、悪いところはあります。ただそれを文字だけで見て思うのと、実際に現地に行ってみて肌で感じるのでとでは全然意味が変わってきます。

まずは、アメリカに限らず、いろんな国に「気軽に」行って多くのことを直接感じてみてください。

そうすることが、その国を知ることだけでなく、ひいては日本を知ることも繋がります。世界を見ることで、自分の世界をどんどん広げていきましょう。

もしアメリカのことで他に何か知りたいこととかがあれば、お気軽にご連絡ください!

 

それでは!

Good Luck!