あなたもこんなことを思ったことはないでしょうか。
この記事を書くぼくは新卒でメガバンクに入行し、営業店、本部での勤務を通じて色んなもの(不倫・パワハラ・アルハラとか…笑)を見させていただいたので、そこで見てきたものの一部をご紹介したいと思います。
※横領とかそういうがっつり犯罪な系は割愛しています。笑
それでは見ていきましょう!
Contents
色恋系(不倫など)
同期が職場の男を食いあさる事件
メガバンクの総合職は通常、入行したらまずは日本全国のどこかの営業店に配属されます。
「まずは現場を知れ」というやつですね。
配属されるお店の規模の大きさによって、配属される新人の人数は違いますが、全職種をあわせると通常1人〜10人弱程度になります。
ぼくが配属されたお店も同期は10人弱いたのですが、その中に一人、見た目が可愛く、かつ仕事もできる総合職の子がいました。
その子はとても明るく、誰とでも仲良く慣れるタイプの子で上司にも大変好かれていたのですが、結果、それが理由で?大変なことに、、
というのも、その子には彼氏がいたにも関わらず、なんと同じ拠点内で上司3人(2人が同時、1人はタイミングをズラして)と不倫をしていたのです。。笑
しかもその子が社会人3年目になると、入ってきた1年目の男の子にも手を出してしまい、結果数十人しかいない拠点のなかで4人に手を出してしまうという結果になりました、、
研修中に会議室で…
これはぼくの先輩の代で起きた事件です。
銀行に入行すると最初に合宿形式の研修を行っているのですが、そこで事件は起きました。
なんと研修中にも関わらず、誰も使っていない会議室で1年目(まだ社会人になって数日)の男女がおっぱじめたのです。笑
それが見事にバレて当然2人は死ぬほど怒られ、それが理由なのか分からないですが、総合職の方の男性は出身大学にしては小さい規模の営業店に配属になりました(いわゆる銀行員的にオワタってなりかけのやつですね)。
それから数年後、急にその事件のことを思い出して、「あの人は今どこにいるんだろう」と思って調べたところ、その人は仕事が超絶できる方だったらしく、まさかの栄転をしており、銀行員的にはかなりいい部署に配属をされていました。
確実に銀行内での経歴としては傷がついているものの、実力があればちゃんと評価はしてもらえるんだなということで、変に感心した事件でもありました。笑
拠点長が勝手に部下の口座をのぞく
銀行では不正防止等の観点から、「拠点内で男女が付き合う場合はマネジメントはそれを把握しておきたい」という考えが一般的にあります。
そうした考え方があるなかで、ぼくが最初に配属された営業店では先輩2人がひそかに付き合っていました。
当然、ひそかに付き合っているとは言うものの、結構そういうのは雰囲気で周りも勘づいてしまうものです。
その先輩たちの場合も、絶対付き合ってるなと周りはみんな思っていましたが、本人たちに聞いてもそれは頑なに認めませんでした。
当時、拠点長はこういうゴシップ系に関わらず、部下の情報は全部把握したいというタイプの方で、その2人にも執拗に聞くも、一向に口を割らなかったため、まさかの行動に出ました。
それは銀行員だからこそできることなのですが、「銀行に持っている彼らの口座の異動明細をチェックする」というものでした(恐怖)。
拠点長は数ヶ月分の異動明細を確認し、資金の移動日・金額が明らかに付き合っているもの同士が立替・精算を繰り返しているものだと判断したのです。
昔は上司が部下の貯金残高をチェックしているというのは当たり前のようにあったらしいのですが、今の時代でも隠れてそういうことをやっていると知ったときは、さすがに震えましたね。。
パワハラ系
太ももをツネる執行役員
大型の営業店では、拠点長が執行役員でもあるというパターンがあります。
そういう大型の拠点にいた先輩の話ですが、お客さんのところにその執行役員と訪問するときに、車のなかで色々とお客さんについて質問をされていました。
しかしかなり細かい質問が多く、答えられないものも多かったらしいのですが、その度に太ももを思いっきりツネられていたようで、いつも翌日はアザができていたとのことでした。
先輩に殴られる用の部屋確保
番外編で、ぼくが勤めていた銀行の関連会社にいた同期の話で、やばすぎた話を一つご紹介したいと思います。
彼が勤めていた関連会社は体育会系が多く採用されており、彼自身も体育会出身でした。
ストレス耐性や縦社会への理解等が求められる金融機関は、体育会系が多く採用される傾向にあります。
そんな彼ですが、10歳ほど年が離れている先輩がかなりパワハラ系で、よく非常階段とかで肩パンをされていたらしいのですが、ある日から怒られるときには、「会議室を予約しておけ」と言われるようになりました。
彼も嫌な予感はしていたらしいのですが、案の定その会議室の中で当たり前のように殴られていたらしく、かなりストレス耐性が強い彼だったのですが、ストレスで顔がやつれるようになっていました…
ストレスで片耳が聞こえなくなる
これは割とあるあるな話だと思いますが、日々のストレスにより身体に支障をきたすパターンのやつです。
ぼくが目の当たりにしたのは、上司2人(拠点長と次長)が自分のデスクの左側にいた先輩が、毎日のように説教であったり、小言を左側から言われすぎて、ある日から突然左耳が聞こえなくなるということがありました。
その人は1ヶ月程度でほぼ回復しましたが、今でも少し左耳の方が聴力が落ちていると言っていました。
アルハラ系
宴席で潰される
これは自分の話ですが、2年目のある日、拠点長と一緒に自分の担当先と宴席に行くことになりました。
当時の拠点長はアルハラで有名な方だったのですが、案の定その日も恐れていたことが起きました。
その宴席は銀行側の仕向宴席だったため、お客さん(中小企業の社長)をもてなすのが当然のゴールだったのですが、部下を酒で潰したがる拠点長の悪い癖が出てしまい、お客さんとの話を半分そっちのけで僕に尋常じゃない量の日本酒・焼酎を飲ませてきました(その間、食事はほぼ口にさせてもらえず)。
ぼくもお酒は弱くないですし、お客さんの目の前で潰れるわけにはいかないので、なんとか耐えていたのですが、そのなかなか潰れない姿を見て拠点長に火がついしまい、延々と飲まされ続けました。
お客さんもその光景にドン引きしてしまい、「さすがにやり過ぎですよー(苦笑)」と止めに入ろうとしてくれたものの、止まらず。。
結局なんとか意地で宴席の場では潰れなかったものの、お客さんのお見送りをした直後から吐きまくり、終電を逃し、駅前で寝てしまっていました。
そして意識を取り戻したころには既に朝方になっていたため、そのまま会社に出勤していき、朝一番に支社長に
「昨日はありがとうございました!」
という接待翌日にはマストなことを言ってから、いつも通り仕事を始めました。笑
銀行あるある系
部下にはめられ、地方に飛ばされた拠点長
この記事のなかで書いている話のなかで、自分が一番ギョッとした話がこれです。
あるあると書いておいて、初っ端から全然あるあるではなくて恐縮な話ですが。笑
当時、ある大型拠点でパワハラ・セクハラで部下に死ぬほど嫌われていた拠点長がいました。
その方がその大型拠点に着任して半年ほど経ったある日の飲み会で、事件は起きました。
当時セクハラ発言に悩まれていた女性行員たちの一部が結託し、飲み会で拠点長の横に座り、あえてかなり身体を近づけ、そこを他の人に写真に撮ってもらうようにしたのです。
そしてその写真を使って銀行内のコンプライアンスのヘルプラインに相談し、「普段からセクハラに悩まれている。その飲み会のときも身体を近づけてきた」と言ったとのこと。
その結果、
- もともとそういうハラスメントの噂がある人だったこと
- 写真という証拠があったこと(作られた証拠だが…)
- 最近の世の中の風潮的にハラスメントには銀行としても敏感になっていたこと
もあり、その拠点長は結果的にその数ヶ月後に規模の小さい拠点長への異動を命ぜられました。
大型拠点のトップが着任してから1年もしないうちに急に小さい店に異動になったことで、「絶対にやらかしたな」と銀行内で噂にはなっていましたが、実はその裏にはこんな怖い話があったと知り、背筋が凍ったのを今でも鮮明に覚えています(その拠点に同期がおり、内々に教えてもらった話です)。
銀行ではセクハラ系の人のことを野球に例えて「セ・リーグ」、パワハラ系のことを「パ・リーグ」と呼び、両方やるやつのことはセパ優勝と呼んでいます
家を買うと地方に飛ばされる
これは銀行員あるあるですが、本当によくある話です。
(※当たり前ですが、必ず異動になるという訳ではなく、周りを見ているとイメージ的にかなり多いなという話です)
ぼくの先輩も35歳のときに豊洲に7,000万円近い新築マンションを購入したのですが、その購入をしてからわずか数ヶ月後に関西への異動が決まりました。
当時、先輩が買ったその新築マンションはまだ建設中だったため、入居することなく異動となってしまい、出来上がってからは賃貸に出していました。
結局関西に異動してから3年後にまた東京に戻ってこれ、自分のマンションに住むようになれたものの、せっかく新築を買ったのに、結局自分が住むときには中古と同じになっていて、本人はとても残念がっていました。
まとめ
いかがだったでしょうか。
「ほんとかよ!」と思うようなエピソードもあったのではないでしょうか。
銀行は学べることが大変多い反面、こういう刺激的な話も多い環境なのかなと今振り返っても思います。
また思い出したら適宜記事にできればと思いますので、引き続きよろしくお願いします。笑
他にもこんな記事を書いています。
それでは!
Good luck!