こんにちは、さぼてんです。
USCPAの最終科目に持ってくる人が多いREG(Regulation)。
この記事では、最終科目で少しやる気が落ちてきていながらも、82点で一発合格した私の体験談をベースに、模試スコア、勉強法、スケジュール、各種コツなどを全て公開したいと思います。
- 最小限の努力で合格点を狙いたい方
- 家庭・仕事と両立しながらの受験を目指す方
- 高得点は必要なく、とにかく合格さえ出来ればいい方
などの参考になれば嬉しいです。
REG対策の全体方針
REGは「暗記ゲー」であると割り切ることで、効率的に点数を積み上げることができます。
ただし、勉強のアプローチとしては、基本的には他科目と変わらず、
「まず1周して全体像を掴む (内容はほとんど理解できなくてもOK)→ 2周目、3周目と高速で回していき、徐々に理解し、脳に定着させていく」
という流れで進めました。
模試・本番スコア
アビタスの模試と、本番のスコアは以下の通りでした。
- 模試スコア:62点(試験3週間前)
- 本番スコア:82点(合格)
AUDのとき同様、試験3週間前の時点では、勉強が全然仕上がっていない状況でしたので、予想通りの点数ではありました。
この点数であれば、最後自分の作成したまとめ資料等を活用すれば、これまでの経験から問題なく合格できるだろうと信じ、この後もコツコツと勉強を進めていきました。
実際の勉強法
私が実際に行った勉強法は以下の通りです。
- 講義を2倍速で視聴
→ FARやBARと違い、計算問題はほぼなく、問題を解いてゆっくり理解を深めるよりは、さっさと一周したかったため、MCやTBSは手をつけず
→ 内容の理解は浅くてOK。全体像を掴む - テキスト精読(1周目)
→ REG1、REG2で、勉強量に差をつけず - MC・TBS(1周目)
→ MCを通しで1周
→ TBSは自分では解かず、ただ解説動画を視聴(仕事や育児に時間を使っており、自分で解いていると時間がないと判断したため) - テキスト精読(2周目)
→ この段階では、まだ「???」となるものがある状況 - MC (2周目)
→ 回答の根拠を意識して読む(正解じゃない選択肢がなぜ違うかも理解する)
→ TBSはやらず - テキスト精読(3周目)
→ 私の場合は、この段階で急に理解度が上がっていることに気づく - 直前対策講義
→私は早めにすべてのコンテンツに触れたかったため、この段階で視聴 - RQ(Released Question)7年分
→ 試験傾向をリアルに掴むためにRQをまずは解かずに、回答だけをパラパラと見る
→ その後、実際に解いてみる - 模試(試験3週間前)
→ 4時間の試験を、2.5時間で解いた - 自作のまとめ資料が完成
→ 以降、このまとめノートの勉強に多くの時間を割くように - テキスト精読(4周目)
- MC(3周目)
→ 気になる問題のみ。引き続きTBSには手をつけず - 単位認定試験受験
→ 効率的に単位も取るため、本番前に単位認定試験もこなす - テキスト精読(5周目)
- 本番
私の場合出張が多く、飛行機の中は格好の勉強時間だったので、AUDのとき同様、自作のまとめ資料をひたすら見て頭にインプットしていきました。
今振り返っても、この飛行機の中での勉強や、隙間時間の活用が一発合格するにあたって、かなり大きかったと感じています。
また、その他勉強法について補足させていただくと以下の通りとなります。
- FormやScheduleの実物を印刷して、イメージをしやすくする
→ ご参考:Form 1040
. - REG1とREG2の力の入れ具合は、半々
→ 色んな方の合格体験記では、「Basisを制するものは、REGを制す」という言葉に囚われ、REG2に集中的にリソースを投下する方が多く、極端な方だとREG1はほぼノータッチという方もいましたが、個人的には半々で勉強した方がいいと思ったため、このようなアプローチに
→ 結果的に、MCで差がつくREG1をおろそかにしないことが、本番で効いた
. - TBS対策は、やっていない
→ MCさえ完璧にすれば、TBSでも自然と対応できる。MC問題集に出てこなかった論点が、RQで出てくることが多いので、それらは都度覚える。
使用教材とツール

- アビタス テキスト
- MC/TBS問題集
- RQ(過去問)
- 直前対策講義
- 模試
- 質問教室
- 自作のまとめ資料
自作のまとめ資料で勉強した方が効率的だと感じ、結局アプリは使用せず。
アビタス受講生であっても、「REGだけはTACの参考書・問題集に手を出す」という方が多いですが、アビタス教材+自作資料で、全く問題なく突破できた私の感覚としては、TACの教材は不要かなと思います。
REGはMCさえ解けるようになれば、TBSも対応できると考えています。
そのMCで頻出する「組織形態ごとの特徴」をまとめた自作資料は、noteをご参照ください。
私はこれだけ覚えていれば、この範囲については問題なく対応できると思っていますし、実際に私もこれを頭に入れていたからこそ、本番で2秒で解ける問題が何問もありました。
REGは、「正しい努力をすれば必ず点数が取れる科目」だと思います。
まとめ資料などを上手く活用し、要点をきっちり押さえて、点数を積み重ねていきましょう。
本番での時間配分と感想
本番に臨むにあたり、事前に想定していた時間配分と、実際にどうなったかについては、以下の通りです。
T1 | T2 | T3 | T4 | T5 | |
36問 | 36問 | 2問 | 3問 | 3問 | |
予定 | 45分 (1.3分/問) | 45分 (1.3分/問) | 36分 (18分/問) | 54分 (18分/問) | 54分 (18分/問) |
終了時刻 | 3:15 | 2:30 | 1:54 | 1:00 | 0 |
実際 | 35分 (1.0分/問) | 38分 (1.1分/問) | 46分 (23分/問) | 31分 (10分/問) | 30分 (15分/問) |
終了時刻 | 3:25 | 2:47 | 2:01 | 1:30 | 0:40 |
本番中に感じたこと、本番後に感じたことも以下、箇条書きさせて頂きます。
- 前日から体調を崩し、体温38度超の状態で特攻。本番中も辛すぎて40分残して退出。
※ただ体調不良で頭がいつもより働いていないのを考慮しても、受かっているだろうなとは思っていたため、退出したものになります。 - MCは正答率8割以上の感触。アビタスのテキストの内容と、私が作成したまとめ資料が頭に入っていれば、即答できるものが多かった。
- TBSは5〜8割の感触(幅があるのは、一つ間違えると連鎖的に間違える問題がいくつかあったため)
- 総合的に考えると78点〜83点くらいかなという感触で、結果は82点
- 全体を通して素直な問題が多く、4科目の中で勉強も本番も、最も負担が少なかった
まとめ|REG合格へのポイント
- 「暗記ゲー」だと理解し、やるべきことをやり切る
- REG1を捨てず、MCを確実に取れるようにして差をつける
- まとめ資料で、「組織形態ごとの特徴」は全問正解する
- TBS対策は、最低限でOK(MCを完璧にすれば自然と対応できる)
みなさんの参考に少しでもなれば幸いです。
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