あなたもこんな風に思ったことはないでしょうか。
この記事では、不動産の知識がゼロの人でも、不動産屋に騙されないような知識を漫画形式でわかりやすく学べる、超おすすめ漫画『正直不動産』をご紹介したいと思います!
- これから家を買う or 借りるにあたり、不動産屋に搾取されたくない人
- 不動産業界の闇・ヤバさを知りたい人
- 不動産に関する難しい法律を、分かりやすく教えてほしい人
- 不動産について漫画で楽しく学びたい人
Contents
『正直不動産』の概要
まずは本書の概要から。
『正直不動産』の原案は、山Pのドラマで有名な『クロサギ』の原案も手がけた夏原武さんによるもので、
本作では不動産屋とお客さんの情報の非対称性(格差)を利用し、必要以上に手数料を取ったり、身の丈以上の借金を背負わせたりする、「闇の多い不動産業界」が舞台となっています。
(出典:『正直不動産』)
そんな闇の多い不動産業界で働く主人公の永瀬財地は、もともとノルマ達成のためなら平気で嘘をついた上で圧倒的な売り上げをたたき出す、いわゆる不動産業界では”エリート”社員でした。
(出典:『正直不動産』)
そんな彼ですが、ある日契約をとったお客さんの地鎮祭の準備をしているときに、邪魔だった石祠を破壊してしまったことで祟られてしまい、嘘がつけない体になってしまうというところからストーリーは始まります。
(出典:『正直不動産』)
お客さんに嘘をつくのが当たり前の世界で、嘘をつけない永瀬が「正直営業」でどのように不動産業界の闇と戦っていくのか、是非楽しんで読んでいただければと思います。
漫画仕立てのため、難しい不動産特有の話も頭にスッと入ってくるのが、おすすめのポイントです。
勉強になったポイント
それでは、この漫画を読んで実際にタメになったものをいくつか抜粋してご紹介したいと思います。
仲介手数料
賃貸の仲介手数料は、「借主と貸主の合計」で賃料1ヶ月分+消費税、と宅地建物取引業法第46条で定めれられています。
つまり、仲介手数料というのは本来、借主と貸主で0.5ヶ月部分ずつ折半するものなのです。
※双方の同意がある場合は、1ヶ月分という上限のなかで割合を変更可能
サブリース
サブリースでは、「30年一括借上保証」とよく書いていますが、契約書には不動産業者が中途解約を可能とする条項が入っています。
でも素人はそれを読み解けないことが多い。
そのため、安定的に収入が入ると思っていた投資家は大打撃となってしまう一方で、サブリースで仲介した不動産会社と銀行、建築会社は簡単に儲かるという仕組みになっているのです。
千三つ
千三つ(せんみつ)という言葉は、「不動産屋の喋る1,000の言葉のうち、真実は3つしかない」という意味がある。
現状復帰
悪徳オーナーだと、わざと趣味の悪いカーテンとかを部屋に置いておき、それを借主が邪魔だなと思って破棄したら、「現状復帰不可能」と主張して、敷金を返さないということをする場合があります。
おとり物件
不動産屋のHPに載っている「掘り出し物件!」などは実際には掘り出し物件ではないどころか、そもそも空室ではなく、ただ来客をさせるための「おとり物件」であることがあります。
不動産屋にとって、大事なのは「貸す側」
不動産屋は、「借りる側」ではなく「貸す側」を優遇します。
不動産屋にとって借りる人は基本的に、その1回限りの取引となることが多いですが、地主とかで多くの土地・建物を持っている「貸す側」は、リレーションを築けると今後の中長期的な取引も展望できるため、どうしても不動産屋は「貸す側」を優遇しやすい構図となっているようです。
まとめ
いかがだったでしょうか。
不動産というのは「人生で一番大きな買い物」と言われるくらい、莫大な金額が動きます。
夢のマイホームを買うということは、契約したその瞬間に何千万円もの借金を背負うことを同時に意味するのです。
そんな人生で一番大きな買い物をする前に、1巻600円、10巻買っても6,000円程度で、数百万円単位で騙される可能性を減らせるのは、圧倒的にコスパのいい投資であり、買わない理由はないと思うので、事前に読んでおくこと強くおすすめします。
あなたも不動産屋に搾取されたくなければ、まずはこの漫画から気軽に入り、知識武装を積極的にしていきましょう!
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本ブログでは他にも以下のような記事を書いていますので、是非ご覧いただければ幸いです。
それでは!
Good luck!