こんにちは。さぼてんです。
USCPAの受験にあたり、私は特に迷うこともなく、アビタスを選びました。
本記事ではその理由だけでなく、実際に使った上での良かった点、悪かった点もあわせて、ご紹介できればと思います。
なぜアビタスを選んだか
合格者数という意味では、国内での実績が圧倒的です。
このことが私としては一番大きく、
- 「アビタスを選ぶことは、少なくとも間違えではないだろう」
- 「アビタスの教材を使えば、合格に達するレベルにはなるのだろう」
と考え、アビタスでいこうと決めました。
また、私の周囲でUSCPAに合格した人は全員アビタスを使っており、その意味でも安心感はありました。
さらに、模試や演習問題で出される「受験者平均点」や「合格者平均点」などの参考データの母数も、アビタスユーザーが多いからこそ、それなりに信頼できるものとして使えるだろうと考えたのも、理由の一つになります。
実際の使い方と良かった点

テキストは非常によく整理されていて、出題頻度の高い論点を中心に構成されており、
「出題頻度が低い細かい論点」はあえて省いているような印象を持ちました。
とはいえ、本番ではその省かれていた部分が問われることもあるので、
私は、模試やRQなどで出てきた初見の論点を、テキストの余白にガンガン書き加える形で、自分なりに情報を補完していきました。
また、私は使いませんでしたが、電子テキストのクオリティも高く、電子派の人にはかなり使いやすいはずです。
さらに、アビタスにはMC問題用のスマホアプリもあり、隙間時間の学習をしたい人には、便利な環境が整っています。
講義についても、特に伊藤講師の講義は、具体的なエピソードを交えた説明も多く、引き込まれる内容で、理解が深まりやすかったです。
アビタスに感じた課題・不満点
一方で、アビタスには競合と言える存在が少ないがゆえの課題もあると感じました。
代表的なものをいくつか挙げると:
- 質問対応の質にバラつきがある:
週に3回までしか質問ができない中で、返ってくる回答が、Qに対してAになっていないことが何度かあった。
. - 明らかな誤回答があっても訂正されない:
テキストや解説の明らかな誤りを指摘した際、「直します」と言われたが、いまだに放置されているものがある。故に間違えて覚える受験生が多いはず。
. - 「なぜこうなるのか?」に答えられないケースも:
FARの計算問題で、計算根拠について質問したところ、「不明なので、本番で同じ問題が出たら、こう答えると覚えておいてください」という回答が来て、がっかりしたことも。
このあたりは、アビタスが業界内で実質的に“独走状態”であることによる、競争不在の影響ではないかと思っています。
USCPAの人気がじわじわと出てきていることに伴い、今後他社との競争が働いて、よりよいサービスになっていくことを期待しています。
まとめ:使い倒す前提で、選ぶ価値は十分にある
総合的には、「USCPA受験における最も無難な選択肢」であることは間違いありません。
教材・講義の質は合格に必要な水準を十分満たしており、私のようにストレート合格した人も多数いることから、安心してアビタスを選んで問題ないかと思います。
ただし、手取り足取りサポートしてもらえる期待は持たず、自走力のある人向けだと思いますので、その点はご注意いただければと思います(※手取り足取りサポートしてくれる資格校は、そもそも今の所なさそうですが)。
少しでもみなさんのご参考になれば幸いです。

