- 「転職活動を検討し始めている人」にとって、参考になる本を知りたい
- 「実際に転職を成功させた人」が、どんな本を参考にしたのか知りたい
- 「銀行員向け」の転職本を知りたい
あなたもこんな疑問を持っていないでしょうか?
この記事では、実際に銀行からホワイト企業に転職したさぼてんが、転職をするにあたって読んだ数多くの書籍の中でも、「これは使えた!」というものを厳選してみなさんにご紹介したいと思います。
「転職を検討している人」から、「面接対策をしたい人」まで、タイプ別にご紹介しますので、ご自身のステージに合わせて参考にして頂ければと思います。
まずはこの記事を一番読んでくれているであろう「銀行員」に向けた、おすすめの書籍紹介からスタートします!
Contents
銀行員向け
『銀行員の転職』 渡部昭彦
- 「銀行員の転職」の戦い方を知りたい人
- 銀行業界に不安を感じている人
昔は入ったら「一生安泰」と言われていた銀行員。
しかしマイナス金利等、様々なマクロ環境の変化・影響もあり、今はメガバンクですら将来がどうなるかわからないような時代なので、どの銀行員も一度は転職のことについて考えたことがあるかと思います。
本書は「銀行の今後」についての考察から始まり、「転職市場での銀行員の立ち位置」「銀行員に向く仕事」「履歴書・職務経歴書の書き方」など、銀行員の転職について色んな角度から一気に情報を集めることができます。
『銀行員転職マニュアル』 大杉潤
- 「何を意識しながら銀行で働くべきか」を知りたい人
- 銀行の行内評価だけでなく、「市場価値」も高めたい人
『銀行員の転職』と内容は似ています。
本書では、「問題意識等が低い銀行員は将来苦労することになるが、スキル・経験をきちんと磨き戦略的に準備さえすれば、銀行員は多くの業界で活躍できる」ということを主張しています。
これについては、ぼくも銀行にいた時から強く感じていたことで、銀行員と言ってもやる気も当事者意識もなく、ただ高い給料を貰えればそれでよしとしている人は思っているよりも多いです(本部の事務だけをやる部署とかは特に…)。
ただそういう人たちは、いざ銀行から放り出されると何のスキルもなく、ただ提示された低い年収を飲まざるを得なくなります。
実際に53歳頃からほとんどの銀行員は出向することになり、銀行員時代の給料5〜7割となった給料を受け入れるしかなくなります。
一方で、若いうちから「銀行の外の世界」も意識して、スキル・経験を戦略的に積んできた人たちは転職をして給料を上げたり、銀行に残ったとしても結果的に出世をしていく傾向にあります。
銀行員の方々は、「市場価値」について考えるきっかけとして、ぜひ本書を手にとって頂ければと思います。
転職全般
転職について考え始めたばかりの人、転職とは何かについて整理したい人、転職でキャリアアップ図りたい人
『転職の思考法』 北野唯我
この本は、新卒で博報堂に入社後、ボストン・コンサルティングファームを経て、2016年から大手転職サイトであるワンキャリアに参画した、北野唯我さんが執筆した本です。
つまりこの本を読むことで、実際に転職を繰り返して「キャリアアップ」をしている方の生の声を知ることができるのです。
この本では、以下のような悩みを解決するヒントを与えてくれるので、このような悩みがある方は是非一度読んでいただき、「こういう考え方もあるのか!」というのを少しでも多く積み重ねていって頂ければと思います。
- 自分の市場価値
- 会社選びの基準
- 転職を考えるタイミング
- いい転職エージェントの見分け方
- 「中途で入るべき会社」と「新卒で入るべき会社」の見分け方
『転職と副業のかけ算』 moto
副業で数億円稼いでいると言われるmotoさんの著書。
motoさんは、「短大卒→新卒でホームセンター入社→リクルートや楽天に転職→ベンチャー企業で営業部長(現在)」という異色の経歴の持ち主で、転職のたびに年収を上げていっている方です。
必ずしも「誰もがうらやむ学歴・ファーストキャリア」ではない方だからこそ、誰にとっても参考になる一冊で、いかにして戦略的に「転職という手段」を使って生涯年収をあげられるか、また転職をうまく進められるかを実践的なかたちで教えてくれます。
企業分析(転職検討中の人向け)
- 転職活動をはじめたばかりの人
- 受けたい企業がまだ決まっていない人
『四季報』『業界地図』 東洋経済新聞社
就活シーズンになると本屋の目立つところにズラリと並ぶので、誰もが一度は見かけた事があるかと思います。
『四季報』と『業界地図』は、各業界が置かれているマクロ環境・個別企業の業績・社員の年収など幅広い情報が載っています。
とくに業界地図はグラフも多く、視覚的に理解しやすいので転職をするにあたっての1冊目としておすすめです。
四季報・業界地図でわかるのは、各業界・企業の「過去」と「現在」の状況です。
そこから「今後どうなるか」という「未来」についても自分なりに想像し、そこで働きたいと思えるような業界・企業を探すというのも、企業選びの一つのやり方でしょう。
筆記試験対策
- これから筆記試験を控えている人
- 筆記試験で足切りになりたくない人
『これが本当のSPIだ!』 SPIノートの会
筆記試験対策で王道の1冊。
この1冊でSPIの「テストセンター」「ペーパーテスト」「Webテスティング」の3方式を効率良く対策することができます。
- リクルートが作成している適性検査。
- 出題されるものは「性格適性検査」「言語」「非言語」に分かれ、企業によっては英語も出題されます。
『史上最強SPI&テストセンター超実践問題集』 オフィス海 ナツメ社
先ほどの『これが本当のSPIだ!』よりも多少難易度は上がるものの、テスト本番での正答率を上げたいのであれば必須の一冊。
筆記試験対策については、こちらの記事にまとめてますので是非ご覧頂ければと思います。
面接対策
『ロジカル面接術』 津田久資、下川美奈
- 質問に対して「論理的」に回答できない人
- 面接官がどういう視点で質問をしているかを知りたい人
多くの面接官も読んでいると言われる『ロジカル面接術』。
このブログの他の記事で何度も書いていますが、就活・転職において「自分はこうなりたい!」というのは企業側からすると究極的には正直どうでもよいことで、「いかにうちの会社に貢献できるか」というのを知りたいのです。
この「会社に貢献できる」というのをロジカルに、納得感のある伝え方をするにはどうすればいいかというのを、具体例とともに解説してくれる良書です。
『1分で話せ』 伊藤羊一
- 面接に慣れていない人
- 面接でついついダラダラと喋ってしまう人
この本はぼくが志望企業(今働いている会社)の面接日前日にたまたま本屋で見かけた本だったのですが、これがかなりぼくに良い影響を与えてくれました。
メッセージとしては表紙の通りで「1分で話せ」、つまり「とにかく簡潔に、でもロジカルに話せ」ということ。
こう言うと一見難しそうに聞こえますが、筆者は「結論+根拠+具体例」という型にはめれば誰でもできることを説いています。
番外編
『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう』
- 自分の本当の強み・性格を知りたい人
- 性格別の「向いている仕事」のヒントを得たい人
直接的に転職と関係あるわけではないですが、自分の考え方のタイプ・強みなどを客観的に把握することができる1冊。
本に載ってるQRコードを読みとって150問くらいの質問に対して選択肢から選んで回答していくと、あなたの強みトップ5を知ることができます。
ちなみにあなたの強みは、以下の中から選ばれます。
(引用:本書目次)
まとめ
いかがだったでしょうか。
改めておすすめの書籍をまとめてみます。
世の中にはこれでもかと言うくらい、転職についての本があふれているため、到底全部に目を通すことはできません。
ぼくだけに限らず、「望んだ転職」をできた人がオススメする書籍にまずは目を通すことで、そこからエッセンスを学び取り、効率的に情報収集をして頂ければと思います。
1,000円ちょっとで他人が人生で学んだことを追体験できる書籍というのは、あり得ないほどコスパがいい買い物です。
思い描く将来にするためにも、特に書籍については変にケチらず、多くのことを吸収していきましょう!
みなさんの転職がうまくいくことを願っております。
それでは!
Good Luck!