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【書評】となりの億万長者―資産形成のバイブル(要約・感想・まとめ)

キッドくん
キッドくん
お金持ちになりたいな〜
さぼてん
さぼてん
お金持ちになるためには、実際のお金持ちが「何を考えて」、「どう実践しているか」という事実・データを知ることが近道になるよ!

あなたも「お金持ちになりたい」、「でも資産運用の本とか多すぎてどれがいいか分からない」、「自分の周りに億万長者なんていないからデータなんて取れない」などなど思ったことはないでしょうか。

そんなあなたに、古典的名著で、多くの投資家のバイブルとなっている『となりの億万長者』という本を是非おすすめしたいと思います。

この記事を読んでわかること
  • お金持ちに共通した考え方・行動
  • なぜこの本が資産形成をしたい方こそ読むべきか

Contents

となりの億万長者(要約)

まず本題に入る前に、もしかしたらあなたは本書の題名を見て、「なんでとなりの?」、「となりに億万長者なんている訳ないじゃん」と思ったかもしれません。

これは、著者がアメリカの1万人以上の億万長者にインタビューをした結果、億万長者のほとんどが自分たちのとなりに住んでいるような「普通に見える人」だと分かったことからきています。

では、なぜそのような普通の人々がお金持ちになれたのか?同じような職業の人たちでも貧乏になってしまう人との違いはなんなのか?

本書では、億万長者になるための「7つの法則」として以下をあげています。

  1. 収入よりはるかに低い支出で生活する
  2. 資産形成のために、時間・エネルギー・お金を効率的に配分する
  3. お金の心配をしないで済むことの方が、世間体を取り繕うよりも大切であると考える
  4. 親からの経済的支援を受けていない
  5. 子供たちが経済的に自立している
  6. ビジネスチャンスを掴むのがうまい
  7. 自分にぴったりの職業を選んでいる

この記事では、7つの法則のすべてを取り上げることはしませんが、そのなかでもぼくが大事だなと思ったものを「3つ」まとめてみたいと思います。

倹約、倹約、倹約

あなたは億万長者と聞いて、「お金持ちになるためには、めちゃくちゃ稼がなきゃ無理なんでしょ?」、「自分には全然無理だな」と思いませんでしたでしょうか?

もちろん収入が高い方が、基本的には早く億万長者になることができますが、本書では「稼ぐ」ことではなく、「倹約」することの方に焦点を当てています。

これは筆者がアメリカのお金持ちに調査をしたところ、彼らのほとんどが「収入よりもはるかに低い支出で暮らしている普通の人々」であることが分かったことからです。

つまり、倹約ができれば収入が普通の人であっても億万長者になれるということだけでなく、例えば医者や外資系金融マンなど、所得が多い方であっても、それと同じだけ使っていては当然お金は貯まらないということを意味しているのです。

このことはお風呂を例にとって考えればわかりやすいですが、いくら蛇口から大量の水を入れても、底に大きな穴が空いていたらいつまで経っても貯まりませんよね?

本田静六さんの『私の財産告白』でも挙げられているように、やはりここでも「倹約の重要性」が説かれているのです。

この「倹約」について、実際のあなたの生活に落とし込んでみて該当するものがないか考えてみましょう。

友達付き合いという名目でギャンブルをしたり、必要以上に携帯代にお金をかけたり、無駄な浪費はしていませんか?自分の心に手をあてて、一度考えてみましょう。

ぼく自身もまだまだお金持ちからは程遠いですが、大学卒業までに500万円貯めることができた一番の要因は、間違いなくこの「倹約」の効果だったと言い切れます。

特に学生時代は周りに楽しいものが多く、誘惑に負けてしまいそうになりますが、そこは「本当にこれって必要なのかな?」、「お金と時間の無駄遣いにならないかな?」という観点を忘れないようにしていきましょう。

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時間・エネルギー・金を効率よく配分する

あなたは普段どれくらい資産運用に時間をかけているでしょうか?

本書によると、お金持ちほど資産運用に時間をかけ、貧乏な人ほど贅沢品の購入などに時間をかけているそうです。

実際にお金持ちと貧乏とでどれくらい資産運用にかけている時間が違うかというと、およそ「2倍」も違うとのこと。

2倍も違えば当然普段からお金のことを考える癖がつきますし、それが行動に影響し、結果として蓄財に差が生まれますよね。しかもその差は時間の経過とともにより開いていき、結果的には2倍以上の差がつくことも容易に想像がつくことでしょう。

こういうデータを知っていても貧乏人はそうなんだと思うだけで、実際の行動には移りません。あなたも同じように貧乏になりたくなければ、まずはお金持ちの実態を「知る」ことからはじめ、それを知識だけに留めず、是非「行動」に移していきましょう。

さぼてん
さぼてん
ぼくも毎日家計簿をつけるだけでなく、月末に資産状況をまとめたりしているよ!
キッドくん
キッドくん
まずはすぐに出来ることから始めるのが大事なんだね!

また、ぼく自身の話をしますと、例えばこの本も1,000円ちょっとかかりますが、億万長者のデータを自分で取ろうと思ったら膨大な時間と体力を使いますし、お金持ちの考え方を知ることで、今後自分に1,000円以上のリターンが見込まれると考えたので、迷わず購入しました。

このように来の自分を金銭的・時間的に豊かにしてくれるものにお金を振り向ける」ことで、お金持ちに近づくことができると考えています。

お金の心配をしない>世間体を取り繕う

貧乏人は「欲しいものを買うお金を稼ぐために働く」のに対し、お金持ちは「将来お金の心配しないで済むこと」を優先します。

例えばあなたも、車や家などにお金を使いすぎていませんか?

家や車を買う目的は人それぞれだと思いますが、もしそれが「見栄をはる」ためで、少しでも高いものや、大きいものを買っているようであれば、いつまで経ってもお金持ちにはなれません。

こういうことをしているうちは、仮に億万長者になれるほどの収入があったとしても、億万長者になることはできないのです。

お金持ちになるためには、大きな障壁となる「無駄な見栄」を捨てることからまず始めていきましょう。

まとめ

ポイントまとめ
  1. 倹約、倹約、倹約
  2. 時間・エネルギー・金を効率よく配分する
  3. お金の心配をしない>世間体を取り繕う

この本には、資産形成をするにあたっての基礎となる考え方が、実際のデータとともにまとめられています。

そして、いかにそれが有用な情報であるかは、多くのお金持ちが「バイブル」としてこの本を勧めていることからもわかります。

自分が興味ある章だけでも構わないので、是非一度目を通してみてください。

そしてそれを一つ一つ、自分ができるところから実践していくことで蓄財し、少しでも明日を豊かにしていけるよう、日々頑張っていきましょう!

それでは!
Good Luck!